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2006年04月17日

アイオワシティを竜巻が襲う(2)

いくら竜巻の多い中西部といえども、都市部それも中心部を襲来するというのは極めて珍しいことのようです。 時間が経つにつれ、また自分の目で被害をみるにつれ、じわじわと恐ろしさを実感しています。

さて、予告の通り、いくつか市内の写真をとってきましたのでご紹介します。お断りしておきますが、 街全体が以下のようになったわけではありません。竜巻は本当に線を描くように破壊してゆくので、 被害に遭っていないところは、まったく被害にあっていないという状態です。通り一本挟んで天国と地獄といったところです。

まず、これは被害翌日の大学駐車場の大木です。我が家からは坂を下りていったところにあります。 まさかこんなことになっているとは思いませんでしたので、度肝を抜かれました。この近辺では、ほぼ全壊した 建物(自動車修理工場)もあります。もしも、夕方に人がいる一般住宅だったら・・・恐ろしい。

こちらは、同じく被害翌日の近所のウォルマートの駐車場のクルマです。じつはこの近辺にある自動車ディーラーの多くが 被害にあっています。ほとんどのクルマを屋外に展示していたため、大きな被害がでたようです。2日後の地元新聞には こわれた建物の写真とともに「記録的な大安売り!」と地元ディーラーの一面広告がでていました。おのおのの展示車の 窓には損害に応じた値引きが書き込まれてました($1000-$3000程度)。

被害2日後のダウンタウン。K先生のアパートの隣。屋根がなくなっています。中のテナントは移転先がきまったようです。 おそらく解体になると思います。また反対側のアパートも立ち入り禁止&解体決定のようです。K先生のアパートは、 今日晴れて立ち入り禁止解除になりました。

そのK先生の部屋からの眺め。窓が汚くて申し訳ないのですが、外壁全面が泥だらけになっているのです。竜巻直後は クルマが3台縦に積まれていたそうですが、それは撤去された後のようです。

今日は、ダウンタウン中心は、依然信号機が作動していないところ(というか引きちぎられたまま)もありますが、 通行規制はほぼ解除され、ガレキもかなりかたずけられています。

もっとすごい写真は、地元新聞The Gazette特集ページにたくさん掲載されているので興味のある方はどうぞ。

これだけの被害で、アイオワシティ内では死者がでなかったのは奇跡的だと思います。まあ、若い人の多い、 活気のある街ですから、意外と早く復興するのではないでしょうか。ぜひそうであってほしいです。

投稿者 hmishima : 2006年04月17日 23:00

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